平成28年3月議会質問原稿


昨年に続き、また日本の科学の素晴らしさが世界に認められました。周期表113番の発見が日本だという事が国際機関で認定され、命名権が日本に与えられました。教育長、どう思われますか。日本の教育水準の高さは世界が瞠目しています。子供たちに学ぶ夢を与える出来事だと思います。現在周期表は118番まで発見されており、未発見を含め172番まで分かっていますが、宇宙の物質で周期表の元素の原子は全体の5%しかなく、95%は未知でうちダークエネルギーが27%、ダークエネルギーは68%という研究結果もあり、宇宙物質はまだまだ研究余地が残されている分野です。霊魂の存在もあながち否定されるものではないのではないかと思われるところです。中土佐町もこうした事実を子供たちに教え、学問を追求する姿勢を持ってもらいたいものです。
2月28日の生涯学習フォーラムに参加させていただきました。準備等された皆様方お疲れ様でした。フィナーレを飾った久礼中吹奏楽部に感動しました。指導なさった西本先生は、今年定年退職だとの事、長い間ご苦労様でした。最期の出し物という事もあり皆感銘を受けたところです。

今日、3月11日は東北で5年前に東北で未曽有の大災害が起きた日であります。2
余人の方々が犠牲になられました。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
罹災された方々を通じて、失われていた日本人の魂が蘇りました。世界が称賛した東北人の姿でありました。苦難に耐え不屈の精神で運命に立ち向かう、自制心の強さ、秩序や礼儀正しさ、他者への思いやりなど、戦後教育が剥奪してきた日本人のこころ、3万年以上続く縄文以来の歴史を有する世界最古の国の日本民族のDNAを改めて思い浮かべたところであります。それは、鎌倉武士に花開いた「名こそ惜しけれ」でもあります。
南海トラフ巨大地震などの防災対策は町政の重要課題であり、避難タワーや避難道等一定の目処が付いてきたと思うところですが、業務を所管しておられる吉岡課長に現状をどのように認識しておられるのかお伺いいたします。
吉岡課長は、大野見村役場に奉職されて以来37年間勤務され、この3月を以て定年退職されます、長い間ご苦労様です。まだまだ若く体力気力能力とも余力のあるところであり、隠遁生活にはふさわしくないというふうに見えるところですが、退職に当たっての思い、後進に伝えたい言葉などお伺いしたいと存じます。

平成28年度予算に関してお伺いいたします。SEAプロジェクト施設整備事業として出資金800万円を計上されています。2月の臨時議会で実施設計委託料予算も可決し、高知新聞やNHKに大々的に報道されたところです。侃々諤々の論議の末の予算案でありますが、この事業にかける町長の思いをお伺いいたします。
2月26日、四万十町議会議員を交え林勇作前議員をしのぶ会を行い、ご霊前にその旨ご報告にお伺いしました。奥様が2月16日の臨時議会の新聞記事を切り抜かれ捧げられておりました。声涙共に下るお言葉を残され議場を後にされた林勇作副議長、断腸の思いであったろうと思われます。岡議長宛てに病室より出されたはがきを拝見させていただきましたが、まさに遺言でありました。今のこの蒸し返しのような状況にどのような思いで見ておられるでありましょうや、忸怩たる思いでなかろうかと思うところです。私たちは受け継ぐべきです。千万人とも我行かんの気概です、町長。

中土佐町人口ビジョンの2060年の目標値合計特殊出生率2.27人口5000人についてお伺いしたします。
実現可能な目標でありましょうか。かなり努力する必要があろうかと危惧するところです、現在の合計特殊出生率は、人口置換水準2.07を大きく下回り、現在1.35です。達成のための担保できる具体策をお伺いいたします。国勢調査の速報値が公表されたところですが、昨年10月の人口は6807名でした。住民基本台帳に登録の人口は、昨年9月末現在で人口7400人です。約600のこの差は何でしょうか。中土佐町まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口ピジョンの算定は果たして大丈夫でしょうか、一般的に婚姻中の夫婦間の合計特殊出生率は低くないとされ、問題は不婚率と言われています。
アベノミクスでは第3の矢として、GDP600兆円と共に希望出生率1.8を提唱したところですが、全体として生命体としてのDNA活動は行われており、それも活発にであります。
人口衰退、少子化は歴史的に見て、大東亜戦争終結に伴う戦後処理の過程で連合国軍総司令部いわゆるGHQの政策による産児制限に始まるという「人災」であります。優生保護法による経済的理由による堕胎、人工妊娠中絶が大きく影響を及ぼしているという事であります。そういう経過であれば、見方を変えて目標達成のための仕組みは、母性保護法改正が最大の効果をもたらすものではないかと思います。
家族を基本単位とした計画を立てることです、きれい事では済まされないと思うところであり、これに、社会保障制度の改正を加え、家族の役割の再認識を行うことです、近年、ポリティカルコレクトネスという考え方の下に脱家族化や家族の個人化が言われてきましたが、それから脱却し、「家族」を基本とする社会保障制度の組み直し、家族に一定役割を位置付ける仕組みで、当然、学費を含む子供の育成費保障も必要です。
このままの出生率で推移すると、西暦3500年には日本民族は1人になるという推計数値も出ており、いわば絶滅危惧種です。
子供は社会の宝です、そういう事で抜本的見直しが求められていると思いますがご所見をお伺いいたします。

「昔から歯の無い人は認知症になりやすい」という内容の記事が高知新聞に載っておりましたが、この言葉は事実でしょうか。
事実であれば、歯は健康管理に重要な要因であり、なお一層の歯の予防対策が重要となります。は若い時にはあまり気にしないものですが、失って初めて分かる、の例えのとおり、年取って来て、歯槽膿漏や虫歯で一本また一本と歯茎からはずれていくと実感が湧いてきます。
県では八〇二〇運動、80歳で20本の歯という事を目標に取り組まれています。私も歯医者に定期検診の通知のはがきが来て毎年受診していますが、若い時分に定期検診を受けていればと後悔しています。そこで提案ですが、中土佐町の全員を対象に年一回の検診を勧める文書を通知し、受診を促す制度を実施するお考えはないかお伺いいたします。

ふるさと納税についてお伺いいたします。
平成27年のふるさと納税で日本一は宮崎県都城市の35億円で、県内一位の奈半利町は13億円と全国18位でありました。四万十町も7億円を突破し、地方創生が勢いをましております。
そうした中で、企業版ふるさと納税が創設されたところですが、企業の従業員に対する福利厚生としての意味合いで、制度の活用策を図れないかお伺いいたします。おいしい大野見米やカツオなどの会社挙げて従業員に充当される仕組みなどです。また、観光戦略として、黒潮本陣やライダースイン矢井賀や四万十源流の家を宿泊して、パークゴルフやいかだ漁、大正町市場散策や美術館巡り、久礼八幡宮参拝などのルート設定などいかがかと思うところです。このほど県GDPが発表されたところです、中土佐町はどうなっていますか、プラスですか。
地産外商マネージャーは町の産品を戦略的に情報発信し外商活動を行うマーケッチングマネージメントにたけた人材としてSEAプロジェクトの要としてあるところですが、ふるさと納税推進の立場として最適であると思います。中土佐町事務組織規定を改定して、ふるさと納税の所管を総務課から移管するお考えはないかお伺いいたします。

人権問題についてお伺いいたします。
映画「杉原千畝」と「海難1890」を観てまいりました。
「杉原千畝 は、ご承知バルト三国リトワニアのカウナスの副領事だった当時、助けを求める6000人を超えるユダヤ人にビザを発給し、ドイツの迫害から救ったという事実に基づくものです。ユダヤ人迫害に義憤を感じた杉原が外務省の訓令に逆らいビザ発給を可能な限り続けた、というストーリーで全編貫かれています。
ほとんどの日本人は、戦後GHQの洗脳教育、war guilt information program 戦争犯罪史観いわゆる洗脳計画で日本国は軍国主義の悪い国、A級戦犯は悪い人という教育を受けていますが、実は日本は国策としてナチスの迫害に遭っていたユダヤ人を救った世界で唯一の国で、八紘一宇の精神、あめのしたをおおいていえとなす、世界は一つの家という意味ですが、それでユダヤ人を平等に扱う「猶太民族施策要綱
を昭和13年12月に策定。杉原千畝はこれに基づきビザ発給したというのが事実です。それに先立つ3月にビザ発給に取り組んだのが、満洲国ハルビン特務機関長の樋口季一郎少将、安江大佐などで、オトポール事件と呼ばれていますが、当時、ヒットラー率いるドイツとの間で防共協定が結ばれていたにも関わらず、A級戦犯とされた当時関東軍司令部参謀長だった東條英機や満鉄総裁のちの外務大臣松岡洋右などが、ドイツの抗議に「当然な人道上の配慮」として容認していた事が最近の研究で明らかになってきています、最近というよりも知る人ぞ知るだったのですが、GHQやそれに組するマスコミや日教組などがをしてきていたというのが実態でした、アメリカにとって東條英機等が良識の人とするのは東京裁判で見る歴史観からすれば都合が悪かったのです、戦後GHQ体制に取り入って利益を得た、いわゆる敗戦利得者も同様でした。
ユダヤ人問題は、世界の人権問題の基本です。この事実を基に改めて、日本は戦前から人種差別撤廃等の取り組みを行ってきていたという正しい歴史認識で教えるべきだと思うところですが教育長のお考えをお伺いいたします。ちなみにこういう事実をもって歴史を糾す検証作業を、特定グループは「歴史修正主義」とレッテル貼りを行い、歴史事実を封印しようとしている事はご承知のところです。
「海難1890」は、明治時代に国際親善を目的に軍艦エルトールル号で来たトルコの使節団が帰国途中、紀州灘沖に差し掛かった際に暴風雨で遭難し、それを聞きつけた串本の漁民が身を挺して救援活動を行い、手厚い介抱を行ってくれたという事に感動したトルコがイランイラク戦争当時、憲法9条の制限で救出されずにイランに取り残された日本人200名をトルコ航空が撃墜される危険を顧みず飛行機を飛ばし自国民よりも日本人を優先し救出したという事実に基づいたものです。トルコは日露戦争でロシアを破ったという事で、生れてくる子供の名前に連合艦隊司令長官の東郷平八郎からトーゴ―と付けたりと大の日本だと言われています。映画の中で、救援機を寄こさない日本にいらだち「日本人はなぜ日本人を守らないのか」と激しい言葉を投げつけていました。私も観ていて、怒りを覚えました。第9条は日本人のを救えない、しゃれにもなりません。ここで問われているのは、日本国は日本国憲法の制約で自国民の生命や財産を守るという国家が本来持つ機能が欠如しているという事で、いざという時に日本人の人権が憲法ではこの守れないという事の提起です。昨年の12月19日に高知市で行われた講演で米国の弁護士ケント・ギルバートさんは「憲法9条は憲法違反、この憲法は日本から米国を守るために作ったもので、ペナルティの意味。得をするのは中国や北朝鮮だ、9条ルールは日本人を守っていない、9条は人権を侵害している。」と明言しています。教育長それでいいのでしょうか。今の北朝鮮拉致被害者が救援できないのも憲法9条で手も足も出せないからです。人権侵害事案の例としてどうお考えかお伺いいたします。


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プロフィール

佐竹敏彦(さたけとしひこ)

田舎の宝を取り戻す!

昭和26年7月11日生まれ、上ノ加江小中学校、須崎高等学校、高知大学卒業。高知市役所に35年勤務。

高知市社会福祉協議会の職員としての経験やノウハウを活かし生まれ故郷中土佐町の発展を目指す。

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