●平成30年3月議会質問原稿

平昌五輪、たくさんの日本人が活躍しました。交流のある北海道幕別町出身の高木菜那選手はパシュートとマススタートで二つの金メダルを獲得しました。その高木選手は表彰式で「真ん中に国旗が揚がって、君が代が流れるのは、そうないことなので、感謝の気持ちと嬉しい気持ちでいっぱい」とコメントしました。
ソチ五輪に続く2大会連続金メダルを獲得した羽生結弦選手は、日の丸を見詰めながら大声で国歌を斉唱する姿がテレビ画面で流れていました。羽生選手の国旗国歌に対する立ち居振る舞いには世界が感動したものです。
活躍された選手の皆さんにエールを贈らせていただきます。
翻って、少し残念に感じたのは、今年の成人式の国歌斉唱です、声が小さいのか歌わなかったのか、いずれにせよ来賓席からは聞き取りにくかったように思います。
そこで教育長にお伺いいたします。
国旗国歌に敬意を払うのは儀礼であり、国際人を目指す人間としては当然の事です。国家機構の一員として行う儀式に臨み、国歌斉唱は当然の義務でもありますが、町としての教育についてお伺いいたします。
また、併せて、町のスポーツ振興の意味からも高木姉妹を講師としてお招きし、講演会を開催してはいかがかと提案するところですが、ご所見をお伺いいたします。

次に、まち・ひと・しごと創生総合戦略についてお伺いいたします。
昨年2月に、まち・ひと・しごと創生総合戦略が制定され、一年が経ちました。この計画は、東京一極集中を阻止し、地域で持続的生活が可能とし、将来にわたり活力ある社会を維持していくための方策を打ち立て実行していくものであります。
重要なポイントは、静かな国難とも言われる人口増対策だと思いますが、全体計画を含めて達成度、重要業績評価指標KPIに実現に向けた現段階での阻害要件、課題は何かお伺いを致します。

上ノ加江の地域振興策について、お伺いいたします。
以前にも質問したところですが、上ノ加江の地域振興に関して専属的に検討していく部署がありません。今回の町議選で多くの方から、上ノ加江の振興について改めて要望をいただいたところでもあります。いろいろお声はありますが、それらをまとめ上げ総合的に戦略化する、いわゆるまとめ役がありません。そこでお尋ねを致しますが、地域振興の手段として県では、集落活動センター事業の推進が図られているところでありますが上ノ加江にこの集落活動センターを設置し、基幹ビジネスの育成や安心安全の地域福祉を推進する地域振興の要としていくお積りはないかお伺いを致します。設置場所として、改築予定の上ノ加江公民館に併設するということも将来性を見据えた場合、有効な方法ではないかと思うところです。制度的条件的にも可能だと思われるところですが、町長のご所見をお伺いいたします。

太陽光発電に関してお伺いいたします。
太陽光発電に名を借りた土地買収が行われ、中国資本に日本が乗っ取られています。北海道や沖縄、対馬列島などでは既に中国資本に相当数の土地が売却されているという情報も流されているところであり、このままですと共産党中国に国土が乗っ取られる、いわゆる静かな戦争に敗れるという事態に陥り兼ねません。
高知県にルーツを持つノンフィクション作家河添恵子さんは「だから中国は日本の農地を買いにやって来る」という本で、「太陽光発電は隠れ蓑 中国系企業が次々と日本へ 制度×補助金で農地も危ない」と警告を鳴らしています。そこでお尋ねを致します、町に太陽光発電施設は何か所あるか。土地所有者は日本人か。懸念される事態の対処はどう考えているか。有効な手段は何か、お伺いいたします。
併せて、水源地の外国人買収の可能性が言われていますが、防御の手立てはどのように行っているか。お伺いいたします。
国土全体において水道水を安全に飲める国は世界に15か国しかありません。フィンランド、スウェーデン、アイスランド、アイルランド、ドイツ、オーストリア、スイス、クロアチア、スロベニア、アラブ首長国連邦、南アフリカ共和国、モザンビーク、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本です。水道事業をめぐって中国資本が、安全に飲める日本国の水を狙って来ています。水源林や水源地の土地を買い漁っているという事であります。気づいたら、中国から水を買う、という事に成り兼ねません、水と食料は日本人の安全保障です。対応策をどのように考えておられかお伺いを致します。

消防団についてどのように認識されておられるのかお聞きいたします。
消防団員は、24時間365日常に非常呼集の状況に晒されていて、家族を含めた心理的負担は大きいものがあろうかと思います。
少子高齢化で、団員確保も支障が出ている現状であり、消防団員の充足を図るためにも町が主導して黒潮本陣や道の駅なかとさなど公の施設から消防団員応援の店の制度化を図るなど福利厚生等総合的な待遇面を含めた改善が求められると思われるところですが、どのように考えておられるのかお伺いいたします。

歴史教育の在り方についてお伺いいたします。教育問題を公約にも掲げているところでもあります。
先の戦争の名称は、戦後、GHQにより太平洋戦争と変更されました。
たかが名称されど名称です。言い慣わせられた太平洋戦争という名称ですが、ここにはアメリカを中心とするGHQの隠された真実があります。
この名に重要な要素が秘められているのです。
12月8日は日米で初めて行われた戦争の宣戦布告日です。真珠湾攻撃の日です。
先の戦争の呼称強制について、百田尚樹の「戦争と平和」という本で「日本が戦争を始めてから、当時の内閣の閣議決定で決められたものです、ところが戦後GHQが使用を禁止したのです。彼らは、欧米列強から東アジア(東亜)を解放する意味が入った「大東亜戦争」という言葉を認めませんでした」とあります。
欧米列強帝国主義は先の戦争の意義や意味を否定し、戦前の日本は侵略国で、アジア諸国に悪い事をしたという評価を行っているところです。
私もそのように教えられました。
余談ですが、小学生の頃、学校で日本はアジア諸国に戦争で悪い事をしたと先生が言ったよと父に言うと父は烈火の如く怒ったものでした。何を馬鹿な事を教えられゆう、と。父は、砲兵としてマレー半島に出征した経験があるからで、当時の状況をよく理解していたからです。
ところで、最新の事実検証に基づく教科書はそのように書いていません。
自由社の「新しい歴史教科書」では、「世界が見た大東亜戦争」の項で、「ミャンマーのバーモウ初代首相は著書「ビルマの夜明け」で「歴史を見るならば、日本ほどアジアを白人から離脱させることに貢献した国はない、しかし、日本ほど誤解を受けている国はない」、「タイのククリット・プラモート元首相は12月8日と題して、次のように大東亜戦争を回想しています、「日本のおかげでアジア諸国はすべて独立した。日本というお母さんは難産をして母体をそこなったが、生れた子供はすくすく育っている。12月8日はお母さんが、一身を賭して重大決心をされた日である。さらに、8月15日は、我々のお母さんが病に伏した日である。この二つの日を忘れてはならない。」とあり、「アジアの解放をかかげた日本は敗れたが、アジアは植民地から解放され、独立を達成した。」と評価しています。
日本がアジア諸国に迷惑をかけたというのは、歴史の歪曲、捏造、改竄です。戦後のGHQのWGIP、ウオー・ギルト・インフォメイション・プログラム、戦争罪悪史観です。
実際は欧米諸国からの植民地解放運動であり、独立を支援したのが事実です。戦ったのはアジアですが、そのアジアはイギリス、フランス、オランダ、アメリカの植民地でありました。戦後その国々は独立国家として、新しい国として国際社会に登場しました。
ジャーナリストの井上和彦さんは、アジア諸国を廻られ、自分の目で確かめた事実を「日本が戦ってくれて感謝しています アジアが賞賛する日本とあの戦争」という本で紹介しています。
「雄魂高知県郷土戦史」は、「堂々たる神州、戎狄の辱めをうけ古より伝われる大和魂も今はすでに絶えなんと帝は深くなげきたまう」という格調高い文章で始まる土佐勤王党から第44連隊、ニューギニア戦線で苦難の道を歩んだ南海支隊の中核部隊第144連隊、「南国土佐を後にして」の原歌で有名な通称鯨部隊第236連隊等の郷土部隊の歴史を綴ったもので、実際に兵士として戦った人が大勢健在していた時代の真実の記録です。
先の戦争は、ソ連スターリンと米国ルーズベルトの謀略に嵌められたものであり、戦争の結果、世界の民族の自由独立を勝ち取ったと明確に述べています。
教育長、これに記録されている事は私たちの父祖たちの魂の声です、きちんと教えるべきですが、いかがでしょうか。
この「雄魂」は、日本側の記録ですが、「裏切られた自由」でも真珠湾攻撃はルーズベルト大統領が仕組んだ罠で、盟約国イギリス支援のためのスターリンと手を組んで日本を戦争への道に落とし込んだというものです。
先の戦争で日本が世界に示したかった事は、戦争とは何か、人道とは何か、正義とは何かです。
日本人の哲学を後世の私たちは、教えられる事はありませんでした。代わりに、人権や平和です。ですが、平和とは日本が何もせず事を起こさなければ自然と訪れる、という論理の下にある日本国憲法の欺瞞性の結果、義を見てせざるは勇なきなりの精神は失われ、見て見ぬふりの世界を作り上げていると思います。その現実が、学校現場のいじめです。知っているのに、知らぬふりをもたらしました。人権は、日本人最大の問題である従軍慰安婦や北朝鮮拉致被害などは取り上げられない状況にあります。
日本人が、事の本質を追求するなというロジックに陥らされているのです。これが歴史教育に見る日本人の生きる術となっているのです。
歴史を生涯の研究テーマとして学ぶものとして、隣国のようにプロパガンダやファンタジーとしての虚偽情報はさておき、政治的な利用物にはしたくはありません。日本の歴史、特に近現代史はあまりにも嘘が多すぎます。戦争罪悪史観で見らされているから、正しい歴史認識ができません。日本の文化や伝統といったものを学び次世代に引き継いでいくためには、正しい教育が必要です。まさに真善美の追求が学問です、歪められた教育からはゆがんだ性格の子供が作られるのは歴史の必然です。正しい教育に向けた改善を願うところです。



↑ ページの上部へ

プロフィール

佐竹敏彦(さたけとしひこ)

田舎の宝を取り戻す!

昭和26年7月11日生まれ、上ノ加江小中学校、須崎高等学校、高知大学卒業。高知市役所に35年勤務。

高知市社会福祉協議会の職員としての経験やノウハウを活かし生まれ故郷中土佐町の発展を目指す。

SIDE MENU

事務所

佐竹敏彦事務所
〒789−1302
高知県高岡郡中土佐町上ノ加江山内1741番地
0889−54−0405

satake0711@me.pikara.ne.jp