●令和3年8月26日臨時会議


陳情書に反対の立場で意見を言わせていただきます。
大半の夫婦が現行の制度でいいと思っており、社会を分断することをあえてする事はないと思います。内閣府の調査を詳しく分析してみると別姓希望者は国民の8%、町民の多くも今のままでいいと思っていると思います。
最高裁も夫婦は社会の基本であり、夫婦が同じ苗字は合憲と決定しました。これ以上は、憲法に関わる問題として憲法改正という視点で、国会などで論議すべきです。
夫婦別姓で個人が好きにできる選択肢が広がるからいい、という意見がありますが、夫婦別姓は、夫婦別姓論の重要な点ですが、日本のよき風習である、一夫婦一名字という家族は同じ苗字で、社会関係が安定している日本の基本を壊しかねないものです。

選択という事にとどまらず、家族呼称の変更です。
家族をバラバラにして、社会の基本をバラバラにするものです。ましてや最近は少子化です、子供が一人という場合もあり、どの名字にするか夫婦や家族間のいさかいが起きるのは間違いのないことです。これが日本各地のあちこちで起きるのです。アイデンティティが失われます。
家族解体、社会の解体です。
第二に、生まれてくる子供の名字をどうするかです。生まれた子供には名字を選べません。親が勝手に付けることになります。成長してから、子供が、親が付けた名字を拒否する事態が必ず起きます。どうするのでしょうか。子供の個人識別権を親の夫婦別姓で奪うという事です、子供の人権侵害ともなります。
不便をかこつという人達に対して、旧姓を通称として認める制度が拡充されました。
現行の日本の戸籍制度は、世界に冠たる公示登録手続き、重婚の有無や家族関係が一目瞭然で分かる優れものという評価の高い制度です。
今に生きるに私たちの一時的感情で廃止する必要性は感じられません。

 



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プロフィール

佐竹敏彦(さたけとしひこ)

田舎の宝を取り戻す!

昭和26年7月11日生まれ、上ノ加江小中学校、須崎高等学校、高知大学卒業。高知市役所に35年勤務。

高知市社会福祉協議会の職員としての経験やノウハウを活かし生まれ故郷中土佐町の発展を目指す。

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